将棋NOTE

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対局解説Part4(雁木)

今日は相居飛車の対局を解説します。相手の方の雁木に対して、こちらは急戦を仕掛けていきました。

互角の中盤戦が続き、図は▲9五角と打たれた局面です。ここで飛車を逃げると相手の攻めが加速するので、△6八飛と攻め合いを選択しました。

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△6八飛以下、▲7八香、△6七歩成、▲8四角、△6六金、▲6二角成と進みました。飛車と銀を連続で取られ、かなり激しい局面になりましたが、ここまでは想定の範囲内。終盤は駒の損得よりも相手玉に迫る速度が大切です。次の1手は・・・

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こちらの玉はかなり危険な状況になっていますが、図から△7七金が気持ちの良い手。そこから、▲9九玉、△6九飛成、▲8九歩、△7八とと迫りました。相手玉に詰めろをかけると同時に龍が自陣まで利いてきて、自玉も数手前に比べて安全になりました。

相手玉を攻めながら自玉を安全にする手のことを攻防手と言いますが、実戦で指せると嬉しいですね。

今日の対局は2勝1敗でした。3連勝するのはなかなか大変です。今後も精進を続けます。